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医食同源に基づいたアーユルヴェーダの食事療法の特徴に注目!

2020年03月12日
ボディマッサージを受ける女性

アーユルヴェーダにおいても、食事は病気の原因や健康の維持おいて重要な要素ですが、特徴的な考え方として、食事を楽しむことも重要とする考え方があります。アーユルヴェーダの考え方では、人間には3種類のドーシャと称されるエネルギーがあり、そのバランスが崩れることによって病気が起こるとされており、その人の体質やドーシャのバランスによって食べるべき物が違っています。また、アーユルヴェーダが生まれたインドでは数多くの香辛料が日常的に食されており、こうしたスパイスを活用している点も特徴的といえるでしょう。

アーユルヴェーダの食事療法の考え方は日常生活にも取り入れやすいもので、自分の体質に合わせた工夫が可能です。たとえば、風のエネルギーであるヴァータが強い体質の方は、体が冷えやすく生活リズムが不安定になりやすいとされているので、規則正しく食事をとることや、体を温める食事をすることが勧められます。特に香辛料では体を温める色座として注目されているショウガや、胃腸の働きをよくするクミンが適しているとされています。ショウガは日本でも取り入れやすい食材なので、少量ずつ取り入れるとよいでしょう。火のエネルギーであるピッタが強い体質の方は体に熱がこもりやすく、食欲が旺盛な反面胃腸の疾患に注意が必要と考えられているので、体の熱を取る食材や、消化を促進するものが勧められます。中でもスパイスの女王としても知られるカルダモンはピッタ体質の方に適した香辛料ですが、日常生活に取り入れやすいのは、消火や代謝をよくするとされるウコンです。水のエネルギーであるカパが強い方は太りやすく、湿度が高い状態だと精神的な不調を覚えやすいとされているので、食事の量に注意するとともに体を温めるものをゆっくりと食べることが勧められています。特に黒コショウや赤トウガラシが体質に合っているとされますが、加熱されていない蜂蜜や豆類もすすめられています。

現代では医学も栄養学も急速に発展しており、摂取すべき栄養や控えるべき成分も科学的に理解されていますが、体質によって食べるべきものを選ぶという考え方はあまり広まっていません。アーユルヴェーダのような伝統医療では個々の体質に合わせた処方や治療が行われており、それが医学として長い間支持されてきました。は自分の体質に合わせ、食事に取り入れる食材を選び、健康を維持することはいつの時代も重要なことといえます。