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妊娠中でも大丈夫なの?アーユルヴェーダの母体と胎児への影響

2020年04月11日

医薬品からアロマオイルに至るまで、さまざまな物質に注意が必要になるのが妊娠中の女性です。アーユルヴェーダもオイルを使ったり、マッサージで体を刺激する施術の為に、心配される方は多いと思います。

まず、妊娠中にマッサージを受けても大丈夫かという点についてですが、あんまなどの施術を受けること自体に大きな問題はありません。また、逆子と診断された妊婦に対する鍼治療については、高い確率で逆子が改善していることから、医学的にも注目が集まっています。しかしながら、体には子宮の収縮を促してしまうツボがあるので、流産や早産につながらずとも、お腹のハリが生じるなど悪い影響が出る可能性はあります。加えてお腹を下にする伏臥位の姿勢も妊娠中にはとれませんし、いわゆる揉み返しなど体に負担となる場合もあるので、もし、妊娠が分かって以降にマッサージを受けるのであれば、主治医に相談したうえで、セラピストや専門家に施術内容の相談をするのがベストです。

では、アーユルヴェーダの施術は受けられるのでしょうか。アーユルヴェーダは体の老廃物の排出を促進する施術ですので、胎児を体内にとどめる母体にとっては安全な施術と言い切れません。特に胎児と母体が安定していない妊娠初期には施術を受けない方がいいでしょう。また、妊娠中はお腹を下にした伏臥位を取ることができないので、マッサージと同様に施術を受けることは難しいです。加えて、日本国内におけるアーユルヴェーダの施術は多くの場合リラクゼーションの一種として行われており、伝統的な医療として行われている例はまだ少ないのが現状です。妊娠中は体がとても大きく変化している時期であり、予期せぬ体調不良の原因になる可能性も否定できないので、施術を受けることは控えた方がいいでしょう。

また、アーユルヴェーダの考え方に基づく食品の摂取にも、多少注意しなければなりません。例えば子宮の浄化に使用されるアロエベラは、一般的なハーブとしても妊娠中や授乳中に使用することを避けるべきとされていますし、体の熱を取り胃腸の働きを助けるカルダモンも避けるべきとされています。しかし、食品に関しては一般的に香りづけとして使用されるようであれば問題ないとする考え方もあるので、大量の摂取や継続的な摂取には注意しつつも、排除する必要性までは無いと考えられます。新しい命を授かっている妊娠中には、体が思わぬ変化をしているものですから、不明な点は必ず主治医に相談してください。